・基数詞の語末に -s がつくかどうか問題 80 quatre-vingts は、1の位の数字があるときに限り、-sがつかない。 例)quatre-vingt-deux croissants 82個のクロワッサン 100 cent は整数倍の時だけ-sがつく。 例)huit cent yens 800円 1,000 mille は無変化で、-sはつかない。 例)cinq mille km 5,000キロメートル 100万 million、10億 milliard は男性名詞であるため、複数の-sは端数があるときもつける 例)trois million six cent mille euros 360万ユーロ
・基数詞を名詞の前に置くとき de がはさまるかどうか問題 100万 million、10億 milliard を端数なしで使うとき、de を使う 例)deux milliards de personnes 200万人
・集合数詞 huitaine は8程度という意味の女性名詞で、一週間程度というおおまかな日数を指すときによく使われるとのこと(une huitaine de jours)。huitaineは一度も見たことがなかったが、Twitterで検索してみるとhuitaineは今も使われている。
第6章 疑問文 否定文
・修辞疑問文の例文が格好良い DALF C2の筆記試験でこの例文を応用しようと思います。
Y a-t-il une histoire impartiale ? Faut-il rappeler que nous vivons une époque où la religion a perdu beaucoup de son influence ?
東郷雄二著『フランス文法総まとめ』(白水社)P.48
・「否定文で直接目的語につく不定冠詞がdeに変わる」ルールの例外 否定の対象が直接目的語ではなく他の要素の時は、不定冠詞のままになるとのこと。実例は今まで何度か目にしたが、理由を真剣に考えたことはなかったので、少し驚きだった。 以下の例文では、読む行為(lire)が否定されており、目的語(un roman policier)が否定されているわけではないため、de roman policier とはならないとのこと。
Je ne mange jamais de chocolat.「私はチョコレートを決して食べない」は正しいが、「私はチョコレートをまったく好まない」の意味では×Je n’aime jamais le chocolat.はまちがい。Je n’aime pas du tout le chocolat.とする。
・名詞の可算・不可算が英語とフランス語で違う場合 英語の名詞についての可算・不可算の知識が曖昧になっていた。 <英語で非可算・仏語で可算> 英語:hair, fruit, information 仏語:cheveu, fruit, information <英語で可算・仏語で非可算> 英語:grape, sport 仏語:raisin, sport
・il y a 構文で出来事を表す名詞が用いられたとき、冠詞は省略される これも知らなかった。勉強になる。残念ながら、本の中に省略する理由の説明は見つけられなかった。不定冠詞 (un, une) が付くとil y a の a の音と不定冠詞の u の音が結合して聞き取りづらくなるために、不定冠詞を省くのが好まれるのだろうか。 例)Est-ce qu’il y a cours demain ? 明日は講義がありますか。
この試みは、日本財団の推進する”THE TOKYO TOILET”というプロジェクト(リンク先はこちら)の一環で、建築家の坂茂氏が設計したトイレです。壁が透明なガラスと書きましたが、利用中は、ガラスが曇って外から中が見えなくなります。記事によると、壁をガラスにした理由は二つあり、一つには中がきれいかどうか確かめられるようにするため、もう一つには防犯(待ち伏せ予防)のためだそうです。
民法典1130条 L’erreur, le dol et la violence vicient le consentement lorsqu’ils sont de telle nature que, sans eux, l’une des parties n’aurait pas contracté ou aurait contracté à des conditions substantiellement différentes.
民法の予備知識が少しあれば、この文から色々な知識を仕入れることができます。 ①日本の法律用語とフランス語の対応関係 erreurは「錯誤」で、dolは「詐欺」だな。partieは「契約当事者」かな… ②条件法のもつ「現実とは逆の事態」というニュアンスの具体例 de telle nature…n’aurait pas contractéは「契約しなかったであろう性質の…」かな…
Les décisions du Conseil de sécurité sur toutes autres questions sont prises par un vote affirmatif de neuf de ses membres dans lequel sont comprises les voix de tous les membres permanents,…
les voix de tous les membres permanents(常任理事国全ての投票)を含む、vote affirmatif de neuf de ses membres(9理事国の賛成票)が必要、とあります。逆に言えば、常任理事国の賛成票が一つでも欠ければ、décision(議決)が通らないことになります。これが常任理事国に拒否権があると言われる所以です。詳細は、27条全体や前後の条文を読んで、確認してもらえればと思います。